交感神経と副交感神経は、それぞれ逆の働きをします。
「交感神経」は、体を活動させる時に働く神経で
心拍数を早くしたり汗が分泌したりします。
血圧も上がり、興奮した状態が主に交感神経が働いている状態です。
反対に「副交感神経」は、リラックス状態のときに働きます。
睡眠中やご飯を食べたりしている時はその状態です。
食べ物を消化するときに活発に働くので胃酸などもたくさん出ます。
副交感神経の働き
森林浴では、副交感神経の働きが活発になります。
これは、木々から放出されるフィトンチッドの効果で
安らいだ気分になったり、血圧が低下したり
鎮静作用などもあるといいます。
木の香りは、加工されたあとでも効果が残るので
家具や壁、また家自体にも木材が使われていると
癒しの効果が得られると言われています。
よくお風呂に使われているヒノキ材は血圧を下げてくれますし
入浴剤やポプリなど使われることが多いラベンダーには鎮静作用があります。
フィトンチッドの効果
フィトンチッドを吸い込むことで
疲労感も軽減されるみたいです。
ほかにも森林浴の可能性はたくさんあります。
でも、なによりいいのは
やはり実際に森に入って木や花の香りを嗅いだり
風をうけたり、鳥の鳴き声や川のせせらぎを聞くことだと思います。
全身で自然を感じて自律神経を整え
日々の疲れをとったり、明日からの元気をもらったりできるといいですね。